ソルガムは、世界五大穀物のひとつとされ、日本では「タカキビ」や「モロコシ」などとも呼ばれています。
アフリカ原産で、紀元前約3000年前から栽培され始め、インドやアジアなど広範囲に広がっていきました。
日本には遅くとも平安時代に伝来したといわれており、信州でも古くから栽培され、米の代用でお餅として食べられていました。
信州のとくに長野市七二会地区周辺で栽培されているソルガムを「信州産ソルガム」として、普及に努めています。
ソルガムは英語で「ミートミレット」と呼ばれるように、実の状態で茹でて加熱すると、挽き肉のような食感になります。
そのため、肉の代用としてビーガンやベジタリアンの方に重宝されています。
またソルガムはグルテンフリーのため、粉末は小麦粉の代用として、お菓子や粉もの料理に使用したり、スープのとろみ付けに利用したりと、さまざまな料理に取り入れることが可能です。
食品表示法で定められている28品目のアレルゲン物質も含まないため、アレルギーを持つ方も、健康志向の方も、誰もが安心して食べることができます。
ソルガムはGABA、食物繊維、ポリフェノールを多く含むという結果が報告されています。
GABAはリラックス、安眠効果、中性脂肪やコレステロールを抑える、血圧を下げる、肝臓・腎臓の働きを促すなど、さまざまな効果が期待できます。
また食物繊維は腸内環境を多角的に整えるとされ、ダイエットや美容に嬉しい成分です。
ポリフェノールは抗酸化作用が高く、アンチエイジングや生活習慣病の予防などに役立つとされています。
またソルガムはグルテンを含まないため、小麦粉の代わりに取り入れれば、グルテンが原因という見解もある疲れやだるさ、お腹の不調などの改善、免疫力向上につながるという研究も進められており、健康志向の方に注目されています。
水の管理がいらず、栽培中農薬を使用する必要がないため、栽培しやすく環境に優しいソルガムは、広がり続ける耕作放棄地や農家の高齢化という問題の解消につながると考えられています。
また実を食用にする以外にも、茎葉を建材やキノコの培地として活用したり、使用後の培地をエネルギーに転換したりなど、資源を余すことなく多段階で利用することで、持続可能な社会に寄与しています。
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